2006-01-01から1年間の記事一覧

2006年もあと半日

今年は変化のある一年だった。おそらく来年は更に動きがあるように思える。 そんな中、久しぶりに本を大量に読み漁ることができた。 それまであまり好きではなかった谷崎潤一郎のほぼ全作品(谷崎版源氏物語も含め)を読んだ。 そして、同様に今まで何故か遠…

美しさと哀しみと

東京・新橋 電車内用の本を探していたところ、高円寺駅近くの古本屋で川端康成の「美しさと哀しみと」を見つけて購入した。この作品は昭和36年から38年に「婦人公論」に掲載された小説。あとがきの解説によると、この頃の川端康成は睡眠薬の服用のしすぎ…

「憂国」 三島由紀夫

日曜日 夕方前、プリンターのインクを買うために新宿へ出る。師走の賑わいを呈して異常な人の多さ。 小田急百貨店の地下の食品コーナーは様々な名の知れた総菜屋が食事ができるようにレストランスペースを設けているのだが、腹ごしらえをするため一番鶏とい…

「麦の穂をゆらす風」

吉祥寺のアーケード街サンロードにある単館上映の映画館バウスシアターでケン・ローチ監督の「麦の穂をゆらす風」を観る。 1920年前後のアイルランド独立革命を背景に、英国軍の弾圧を受けながら貧しい田舎で暮らす兄弟がIRA(アイルランド共和軍)に属し…

「胡同〈フートン〉のひまわり」

昼過ぎに、パイプオルガンの演奏を聴きに埼玉・川口市へ行く。 初心者のパイプオルガンの演奏ほど面白いものはないことを発見する。 きっと練習では一通り弾けていたのだろうが、本番では全員が無残に散っていた。 パイプオルガンといえばということで、演奏…