2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2006年もあと半日

今年は変化のある一年だった。おそらく来年は更に動きがあるように思える。 そんな中、久しぶりに本を大量に読み漁ることができた。 それまであまり好きではなかった谷崎潤一郎のほぼ全作品(谷崎版源氏物語も含め)を読んだ。 そして、同様に今まで何故か遠…

美しさと哀しみと

東京・新橋 電車内用の本を探していたところ、高円寺駅近くの古本屋で川端康成の「美しさと哀しみと」を見つけて購入した。この作品は昭和36年から38年に「婦人公論」に掲載された小説。あとがきの解説によると、この頃の川端康成は睡眠薬の服用のしすぎ…

「憂国」 三島由紀夫

日曜日 夕方前、プリンターのインクを買うために新宿へ出る。師走の賑わいを呈して異常な人の多さ。 小田急百貨店の地下の食品コーナーは様々な名の知れた総菜屋が食事ができるようにレストランスペースを設けているのだが、腹ごしらえをするため一番鶏とい…

「麦の穂をゆらす風」

吉祥寺のアーケード街サンロードにある単館上映の映画館バウスシアターでケン・ローチ監督の「麦の穂をゆらす風」を観る。 1920年前後のアイルランド独立革命を背景に、英国軍の弾圧を受けながら貧しい田舎で暮らす兄弟がIRA(アイルランド共和軍)に属し…